2014年9月24日水曜日

スマートフォンで電波法違反!? 技適マークを知っておきましょう

最近スマホの料金見直しなどで話題の格安SIM。
SIMフリーのスマートフォンに格安SIMを挿して
使用する方も多くなってきたのですがここで注意することがあります。

技適マークって聞いたことありませんか?

日本では1950年6月に施行された「電波法」があります。
この法律に基いて製品を開発し、総務省に基準を満たしている旨の申請を行います。
そして「技術基準適合証明」と「技術基準適合認定」のいずれか、
あるいは両方の認証を受けている無線機に付けられるのが技適マークとなります。

無線機ってプロなどが使う専用の端末だと思っている方も多いのですが
携帯電話(フューチャーフォン・スマートフォン)もちゃんとした「無線機」なのです。

つまり、技適マーク無し端末に国内SIMカード挿して使用すると、
電波法違反になっちゃうんです!

国内キャリアから販売されている端末は、必ず技適マークがついていますが、
海外モデルの安い端末にはこの技適マークがついていないものもあります。
日本市場向けに作られていない場合は
技適マークついてなくても世界で販売できるからです。
販売対象国の法律基準を満たしていれば良いのですから。

ですので、技適マークのないSIMフリー端末を日本国内で使うと、
電波法違反になる恐れがあります。
ただし、条件によって異なります。

外国人観光客が日本に来て、
現地で契約したSIMカードと技適マークがない海外端末を使い、
国際ローミングで通信を行うようなケースでは違法になりません。
しかし、技適マークのない海外端末に国内キャリアのSIMカードを
挿して使うと違法になってしまいます。
通話はもちろん、Wi-FiやBluetooth経由での送受信についても違法になってしまいます。

端末購入時にはこの技適マークがついているかどうか、確認してから購入してくださいね。