今でこそ個人のお宅でも一般的になった無線LAN。
家の中のどこでもPCやタブレット、スマートフォンなどでネット閲覧したり
そのままネットワークでプリントアウトしたり便利ですよねー。
最近では設定も簡単で無線LANユーターを大元の回線業者機器に接続し
マニュアルの手順に沿ってケーブルの接続を行なっていくと
すぐに繋がっちゃうんですよね。
そして、PCなどの端末でネットワークに接続で完了。
すっごい簡単!
あ、でもちょっと待って下さい。
そこで繋がったー♪と喜んで使っていては非常に危険なんですよ。
このままでは、ご近所さんからでもアナタの無線LANに接続できちゃんです。
実際に LAN ケーブルを繋いで接続する場合と異なり、
無線 LAN はその電波が受信できる範囲内にいれば誰でも接続できるんです。
通信内容が盗み見られたり、他人に無断で端末にアクセスされてしまったり、
ひどい場合は他人に使われたり、犯罪などに悪用されたりするんです!
なので必ず、セキュリティの設定が必要です。
認証、つまりパスワードを入れなければ
その無線LANを利用できなく(暗号化)してしまえば良いのです。
現在暗号化の種類として下記のものがあります。
WEP(ウェップ:Wired Equipment Privacy)
無線LAN初期の暗号化規格で、共有鍵による暗号方式のひとつです。
WEPは、IEEE 802.11bのセキュリティシステムとして一般的に広まり、
秘密鍵に40bitのデータを使う旧来の方式と、
128bitのデータを使う新方式とが存在しています。
ただし、現在ではその仕組みの脆弱性が指摘されているため、
無線LANではWPAやWPA2という暗号化が主流になっています。
TKIP(ティーキップ:Temporal Key Integrity Protocol)
従来無線LANのセキュリティとして採用されてきた、
WEPの弱点を補強し、セキュリティ強度を向上させた規格です。
WPA-TKIPと呼ばれる規格は従来のSSIDとWEPキーに加えて、
ユーザ認証機能を備えた点や、暗号鍵を一定時間毎に自動的に更新する、
「TKIP」(Temporal Key Integrity Protocol)と呼ばれる
暗号化プロトコルを採用するなどの改善がされています。
※一部のゲーム機器などで対応していないので使う端末の対応状況をご確認ください。
AES(エーイーエス:Advanced Encryption Standard)
アメリカ政府が採用した強固な暗号化方式。
WEP脆弱性の原因のひとつとされる暗号化方式(RC4)を
抜本的に見直したさらに高度な暗号化方式。
現時点での解読手法は存在していません。
ハードウェア処理のため、処理スピードの低下はありませんが、
既存の機器の一部では対応できません。
※一部のゲーム機器などで対応していないので使う端末の対応状況をご確認ください。
WEP < TKIP< AES の順で高いセキュリティ対策となります。
最近の無線LANルーターには大抵管理画面で設定できるようになっているので
見てみましょう。
設定自体は意外と簡単ですよ。
手軽に安全にネット環境を整えてくださいね。
あと、公衆無線LANもご使用の際には気をつけてくださいね。